集落や町内会が管理する墓地のお墓じまいを急ぎたい方へ|急ぐことはおすすめしません
この記事で分かること
この記事では、集落や町内会が管理する墓地(地区墓地(みなし墓地))のお墓じまいが予定通り進まないことがある理由や、納骨先は早めに決めるべきなのに納骨日を急いで決めない方が良い理由について、実際の事例を交えながら解説します。
【対応エリア】
関西在住で、全国のお墓じまいをご希望の方
全国在住で、関西のお墓じまいをご希望の方
お墓の手続き.com(行政書士久保法務事務所)では、集落や町内会が管理する墓地(地区墓地・みなし墓地)の墓じまいについても実務全体をお手伝いしております。

よくあるご質問(Q&A)
Q. 新仏の四十九日までにお墓じまいを終えることはできますか?
可能な場合もありますが、地区墓地では管理者との調整や墓地返還手続きに時間を要することがあります。余裕を持った計画をおすすめします。
Q. 納骨先は先に決めた方が良いですか?
はい。改葬許可申請には墓地管理者様のご署名やご捺印が必要になるため、納骨先は早めに決めることをおすすめしています。
Q. 地区墓地ではなぜ時間がかかるのですか?
管理者との連絡がつきにくいことや、隣接墓所への説明、地域ごとのルールへの対応など、一般の霊園にはない調整が必要になることがあるためです。
Q. 納骨日を先に予約しても大丈夫ですか?
地区墓地の場合は予定より手続きに時間を要することがあります。納骨先は早めに決めつつ、納骨日については墓地の管理者様とのお話等が進んでから余裕を持ってお決めいただくことをお勧めします。
お父様やお母様が亡くなられたことをきっかけに、お墓じまいを検討される方は少なくありません。
特に、「四十九日の納骨に合わせて、お墓じまいをするお墓のご遺骨も一緒に納骨したい」というご希望をお聞きすることがあります。
ご家族としては一つの区切りでもありますし、新しい納骨先も決まっているのであれば、できるだけ早く納骨まで済ませておきたいと考えられるのも自然なことです。
しかし、地区墓地(みなし墓地)のお墓じまいの場合は、思っている以上に手続きや調整に時間がかかることがあります。
そのため私は、「納骨先は早めに決めることが大切です」とお伝えすることはありますが、
「納骨日を先に決めてしまいましょう」とはあまり申し上げません。
今回は、その理由についてお話ししたいと思います。
お墓じまいでは納骨先を先に決めることが大切です
まず誤解のないようにお伝えしたいのですが、お墓じまいでは納骨先を先に決めることが重要です。
改葬許可申請には墓地の管理者様のご署名とご捺印が必要になるため、どこへ納骨するのかが決まっていなければ手続きを進めることができません。
また、納骨先によって費用も大きく異なります。
永代供養墓なのか、納骨堂なのか、樹木葬なのかによって必要となる費用は変わってきます。
そのため、納骨先についてはできるだけ早い段階で検討することをおすすめしています。
地区墓地では管理者との調整に時間がかかることがあります
一方で、地区墓地の場合は管理者との調整に時間がかかることがあります。
以前お手伝いした案件では、墓地管理者の方のお電話番号自体は比較的早い段階で分かりました。
ところが、何度お電話をしても出ていただけませんでした。
留守番電話にもなっておらず、こちらとしては事情をお伝えすることができません。
後から分かったことですが、管理者の方も昨今の事情から知らない電話番号には出ないようにされていたとのことでした。
私も約1か月にわたりお電話を続けましたが、同じ電話番号から何度も着信があることで、かえって警戒されてしまったようです。
そこで市役所にも事情をご説明し、市役所から管理者の方へ
「行政書士の久保という者から連絡がありますので対応をお願いします」
という趣旨のお電話をしていただきました。
その後、管理者の方から折り返しのお電話をいただき、以降はスムーズにお話を進めることができました。
もちろん、これは特別なトラブルではありません。
しかし、地区墓地では管理者との連絡や調整だけでも思わぬ時間が必要になることがあります。
地域ごとのルールに対応しなければならないこともあります
また、地区墓地では地域ごとのルールや慣習が設けられていることがあります。
実際に私がお手伝いした案件では、墓石撤去工事の前に隣接する墓所の方へ事前説明を行う必要がありました。
ただし、私が直接隣接墓所の方の連絡先をお聞きすることは、個人情報の観点からも適切ではないと考えました。
そこで墓地管理を代行されている石材店にお願いし、隣接墓所の方へのご説明を行っていただきました。
その結果、この調整にも約1か月程度の時間を要しました。
また、隣接墓所への説明を担当していただいた石材店に、そのまま墓石撤去工事もお願いすることになりました。
そのため、事前に見積もりをいただいていた別の石材店には申し訳なかったのですが、お断りすることになりました。
もちろん、これも誰かが悪いという話ではありません。
長年その地域で守られてきたルールや近隣への配慮を大切にした結果です。
しかし、お客様から見れば想定していなかった時間が必要になることもあります。
納骨日には少し余裕を持つことをおすすめします
地区墓地のお墓じまいでは、
・管理者との連絡
・墓地返還手続き
・地域ごとのルールへの対応
・墓石撤去工事の日程調整
など、さまざまな手続きや調整が必要になることがあります。
そのため、納骨先は早めに決めることが大切ですが、納骨日については少し余裕を持って考えていただくことをおすすめしています。
四十九日や初盆などの節目に合わせたいというお気持ちはよく分かります。
しかし、地区墓地の場合は予定通り進まないこともあるため、余裕を持った計画を立てることが結果的に安心につながることも少なくありません。
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地区墓地(みなし墓地)のお墓じまいでは、今回ご紹介した内容以外にも地域ごとのルールや注意点があります。
・地区墓地(みなし墓地)で管理者が分からない場合でも墓じまいはできます
・地区墓地の「更地にしてください」は要注意|地域によって全く意味が違います
・自治会が運営する墓地(地区墓地・みなし墓地)のお墓じまいでよくある注意点
あわせてご覧いただくことで、地区墓地のお墓じまいについてより理解を深めていただけます。
こんなお悩みがある方へ
・うちの墓地も誰が管理しているのか分からない
・地区の墓地と言われた
・市役所に相談しても話が進まない
・どう進めてよいか分からない
そのような場合は、お一人で悩まずご相談ください。
お墓じまいは、単に墓石を撤去するだけではありません。
地域の事情、人間関係、昔からの慣習、法律上の手続き。
それらが複雑に絡むことがあります。
お墓の手続き.com(行政書士久保法務事務所)では、このような実務も対応しております。
この記事を書いた人
行政書士 久保昌秀
お墓の手続き.com(行政書士久保法務事務所)主宰
墓じまい専門の行政書士として10年。これまで500件を超えるお墓じまいのご相談・実務に携わってきました。改葬許可申請、墓石撤去調整、ご遺骨のお取り上げ・洗浄・乾燥、ご納骨準備まで一貫して対応しております。関西を中心に活動しております。
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