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お寺にお墓がある方のお墓じまい完全ガイド|離檀料・納骨先・親族対応まで解説

この記事で分かること

・お寺様へお墓じまいを伝える際の注意点

・「お墓じまいをしたい」と「お墓じまいをする」の違い

・お寺様とのお話の前に準備しておくべきこと

・納骨先を先に決めた方が良い理由

・親族の同意がなぜ重要なのか

・お寺様とのお話でトラブルを避ける考え方

【対応エリア】

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よくあるご質問(Q&A)

Q. お寺様へ「お墓じまいをしたい」と伝えても大丈夫ですか?

もちろん問題はありません。

ただし、「まだ考えている段階」と受け取られることもあります。

お墓じまいを決断されているのであれば、「お墓じまいをすることに決めました」という形でご報告される方が、お話が進みやすい場合があります。


Q. お寺様にはいつ頃お話しすれば良いですか?

できれば納骨先の候補やご家族のお考えを整理してからお話しされることをおすすめします。

お寺様から「次はどちらへご納骨されますか?」とご質問を受けることもあるためです。


Q. 離檀料が心配です。

近年は報道などの影響もあり、以前のような高額な離檀料トラブルは少なくなりました。

ただし、お寺様によって考え方は異なります。離檀料だけを心配するのではなく、まずは丁寧にお話をすることが大切です。


Q. 一人でお寺様へ行っても大丈夫ですか?

可能であれば、ご家族やご親族の方と一緒にお話しされることをおすすめします。

その場で判断が難しい場合でも、一度持ち帰って検討しやすくなるためです。


Q. 親族全員の同意は必要ですか?

法律上、必ず全員の署名が必要というわけではありません。

ただし、お墓じまい後のトラブル防止のためにも、お墓に関係するご親族には事前にお話ししておくことをおすすめします。

「お寺様とのお話が不安」というご相談は非常に多いです

私どもへご相談いただく方の約7割は、お寺様にお墓をお持ちの方です。

そして、私自身がお墓じまいをお手伝いする中で最も気を使うのも、お寺様にお墓をお持ちの方の案件です。

それは、お寺様とのお話が必要になるからです。

実際には、

・何を言われるか不安

・離檀料が心配

・怒られないだろうか

・話がまとまらなかったらどうしよう

といったお気持ちをお持ちの方が少なくありません。

しかし、多くの場合、お寺様も皆様のお考えをお聞きしながらお話を進めてくださいます。

大切なのは、事前の準備と伝え方です。

① お寺様は「宗教家」としてお話をされます

お寺様にお墓をお持ちの場合、まず意識していただきたいことがあります。

それは、お寺様は行政機関でも石材店でもなく、「宗教家」であるということです。

そのため、

「法律ではこうなっています」

「ネットにはこう書いてありました」

というお話よりも、

「ご先祖様をどのように供養していくのか」というお話を大切になさることがあります。

もちろん、どちらが正しい・間違っているという話ではありません。

ただ、お寺様と檀家様では、お墓じまいに対する考え方や言葉の受け取り方に違いがあることは珍しくありません。

そのため、

「相手を説得しよう」

と考えるより、

「まずは事情をご理解いただこう」

という気持ちでお話を進められることをおすすめします。

お寺様と口論になってしまうと、お互いに不愉快な思いをするだけでなく、お墓じまいそのものが進みにくくなることもあります。

まずは、お寺様のお考えにも耳を傾けながらお話を進めてみてください。


② お墓じまいの前に納骨先を決めておきましょう

お墓じまいは、「墓石を撤去すること」ではありません。

法律上は「改葬」といい、ご遺骨のお祀り先を変更することを意味します。

そのため、

永代供養墓
納骨堂
樹木葬
合祀墓
海洋散骨
新しいお墓

など、ご遺骨をどこへお祀りするのかを決める必要があります。

また、改葬許可申請には新しい納骨先の受入証明書等が必要になるため、納骨先が決まっていないと手続きを進めることができません。

実際にお寺様からも、「次はどちらへご納骨されますか?」とご質問を受けることがあります。

そのため、お寺様へお話をする前に、ある程度納骨先の方向性を決めておくことをおすすめします。


③ 「お墓じまいをしたい」ではなく「お墓じまいをします」

これは私がお客様へよくお伝えしていることです。

お寺様へお話をする際、「お墓じまいをしたいと思っています」という表現を使われる方がおられます。もちろん間違いではありません。

ただ、この言い方ですと「まだ検討段階なのかな」と受け取られることがあります。

一方で、「家族で話し合った結果、お墓じまいをすることに決めました」というご報告であれば、お寺様も必要な準備やお話を進めやすくなります。

大切なのは、お寺様へ許可を求めることではなく、決定事項として丁寧にご報告することです。


④ お寺様とのお話はできればお一人で行かない

お墓じまいは人生で何度も経験することではありません。

そのため、お寺様からご提案をいただいた時に、それがご家庭に合った内容なのかその場で判断できないこともあります。

また、

離檀料
永代経
納骨先
ご供養の方法

など、

その場で決める必要がないこともあります。

できれば、

ご家族
ご兄弟
ご親戚

など、信頼できる方と一緒にお話を聞かれることをおすすめします。

複数人でお話を聞くことで、「一度持ち帰って家族で相談します」と言いやすくなります。


⑤ 親族への説明はお寺様とのお話より大切な場合があります

最近増えているトラブルの一つが、

「親族が知らない間にお墓じまいが進んでいた」というケースです。

お寺様とのトラブルよりも、ご親族とのトラブルの方が長引くことも少なくありません。

そのため、

お墓に関係するご兄弟
ご親戚
お墓参りをされている方

には、できるだけ事前にお話をしておくことをおすすめします。

お寺様によっては、「親族の方のご了解は得られていますか?」と確認されることもあります。

お墓じまい後に「聞いていなかった」ということにならないよう、事前の説明はとても大切です。


⑥ お寺様と戦わないことが円満なお墓じまいへの近道です

ネットには、

「離檀料は払う必要がない」

「法律ではこうなっている」

という情報もあります。

もちろん参考になる部分もあります。

しかし、お墓じまいは法律だけで進むものではありません。

ご先祖様をお祀りしていただいたお寺様とのお付き合い。

長年のお墓の管理。

ご家族のお気持ち。

様々なものが関係しています。

そのため、

「勝つ・負ける」

という考え方ではなく、

「円満に整理する」

という考え方で進める方が結果的にスムーズに進むことが多いです。

私自身、多くのお墓じまいをお手伝いしてきましたが、

お寺様と丁寧にお話をされた方ほど、穏やかにお墓じまいを終えられている印象があります。

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寺墓地で墓じまいをお考えの方へ|石材店に先に見積もりしてはいけない理由

墓じまいの離檀料は必要?実際のご相談で私がお伝えしていること

▶ お墓じまいで親族の反対が心配な方へ|事前に確認しておきたいポイント

▶ お寺様のお墓じまいで納骨先を先に決める理由|改葬許可申請との関係

▶ お寺様とのお話が不安な方へ|実際によくあるご相談と対応事例

【よくある誤解】離檀料について先に聞く必要はありません

お寺様とのお話を不安に思われるあまり、

「離檀料はいくら必要ですか?」

と最初にご質問される方がおられます。

しかし、私個人としては、こちらから離檀料についてお聞きする必要はないと考えています。

もちろん、お寺様からお話があればお聞きする必要はあります。

しかし、何もお話がない段階でこちらから離檀料について質問すると、

「離檀料をいただくものなのか」

と改めて考えられるきっかけになってしまうこともあります。

実際には、お墓じまいのお話をしても離檀料について何も触れられないお寺様も少なくありません。

そのため、

まずはお墓じまいをすることをご報告する。

次の納骨先をご説明する。

お寺様のお考えをお聞きする。

という順番でお話を進めることをおすすめします。

離檀料についてはこちらから切り出すのではなく、お寺様からお話があった場合に初めて検討すれば十分です。

いかがだったでしょうか?

お寺様にお墓をお持ちの方からは、

「何を言われるか不安です」

「離檀料が心配です」

「お寺様とのお話が怖くて進められません」

というご相談をいただくことがあります。

しかし実際には、お寺様も事情をご理解くださり、穏やかにお話が進むケースも少なくありません。

大切なのは、

・ご家族やご親族としっかり話し合うこと

・納骨先を決めておくこと

・お寺様へ丁寧にご報告すること

・分からないことを一人で抱え込まないこと

だと私は考えています。

お墓じまいは、ご先祖様とのご縁を切るためのものではありません。

これから先も無理なくご供養を続けていくための、新しい供養の形を考える機会でもあります。

もし、

「うちの場合はどう進めればいいのだろう」

「お寺様へどのようにお話をすればいいのだろう」

とお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。

私どもでは、改葬許可申請だけではなく、お寺様とのお話、ご遺骨のお取り上げ、ご納骨準備まで実務全体をお手伝いしております。

「何も決まっていない状態」でも大丈夫です。

どうぞお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
行政書士 久保昌秀
お墓の手続き.com(行政書士久保法務事務所)主宰

墓じまい・改葬許可申請・墓石撤去調整・ご遺骨のお取り上げ・納骨準備まで一貫して実務対応。関西を中心に多数のご相談をお受けしています。

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