【実務経験から解説】お墓の中のご遺骨はどうなっている?墓じまいの現場で実際によくあること
この記事で分かること
✅ 「もうお骨はないはず」が危険な理由
✅ 骨壺・お骨袋など納骨方法の違い
✅ 墓じまい前にお墓の中を確認する理由
✅ ご遺骨を次の納骨先へお持ちする際の注意点
【対応エリア】
関西在住で、全国のお墓じまいをご希望の方
全国在住で、関西のお墓じまいをご希望の方
お墓の手続き.com(行政書士久保法務事務所)では、お寺様とのお話、改葬許可申請、ご遺骨のお取り上げ、ご納骨準備まで実務全体をお手伝いしております。
動画でも詳しく解説しています。
実際のお墓の中はどうなっているのか?
現場写真を交えながら約22分で詳しくご説明しています。
※長い動画のため、ご興味のある部分のみご覧いただけるよう目次がございますのでご利用ください。

よくあるご質問
Q. お墓の中のお骨は何年でなくなりますか?
A. 一概には言えません。50年以上経過していても、ご遺骨が残っていることは珍しくありません。
Q. お墓の中を見るのは失礼ではありませんか?
A. 墓じまいを行う際には、ご遺骨を次の場所へ丁寧にお移しするために確認が必要な場合があります。
Q. 「骨壺が3つ」と聞いていますが、本当に3つでしょうか?
A. 実際には、お骨袋だったり、小さなお骨壺が奥に安置されていたりすることもあります。
Q. お骨はそのまま次のお寺へ持って行けますか?
A. 納骨先によっては洗浄・乾燥が必要な場合があります。事前確認をおすすめします。
お墓の中はどうなっているのでしょうか?

皆さんは、お墓の中を確認されたことはございますか?
意外と言いますか、当然と言いますか、
「見たことがない。」
という方が多いです。
お墓の中はどうなっている?墓じまいの現場で実際によくあること
「うちのお墓には骨壺が3つ入っています。」
「もう50年以上前のお墓だから、お骨は残っていないと思います。」
墓じまいのご相談をお受けすると、このようなお話を伺うことがあります。
皆さんは、お墓の中を確認されたことはございますか?
意外と言いますか、当然と言いますか、「見たことがない。」という方がほとんどです。
お墓の大きさや構造によっては、一人では確認できないお墓もございますが、中を確認することができるお墓もございます。
「お墓の中を見るなんて罰が当たる。」とお考えの方には申し訳ございません。
しかし、私たちは墓じまいの実務を進めるうえで、お墓の中を確認できる場合には、必ずご遺骨の状態を確認いたします。
「うちはこうだった」は意外と当てにならないことがあります
お客様から、
- 「うちは骨壺で3個入っています。」
- 「骨袋で納骨したと聞いています。」
- 「30年以上前ですので、お骨は残っていないと思います。」
とお話を伺うことがあります。
もちろん、ご家族の記憶は大切なものです。
しかし、実際にお墓を開けてみると、
- 骨壺だと思っていたら、お骨袋だった
- お骨袋だと思っていたら、小さな骨壺が入っていた
- 「もう遺骨はない」と思っていたのに、ご遺骨がしっかり残っていた
- ご遺骨が複数混在していた
というケースも少なくありません。

私たちは、お客様の記憶違いを責めたいのではありません。
墓じまい後に困ることがないよう、事前に確認することが大切だと考えております。
実際の現場であった事例
以前ご相談いただいたお客様から、
「骨壺は3個だけです。」
と伺っていました。
ところが実際にお墓を確認すると、
骨壺が4個あり、その奥からお骨袋も見つかりました。
結果として改葬許可申請の内容を修正し、納骨先とも改めて打ち合わせを行うことになりました。
このようなケースは決して特別ではありません。
だからこそ、実際のお墓の状況を確認してから手続きを進めることが重要なのです。
なぜお墓の中を確認するのでしょうか?
私たちは、主に次の3つの理由から、お墓の中を確認しております。
① ご遺骨をお預かりする際の準備のため
ご遺骨の状態によって、必要なお骨壺の数や大きさが変わる場合があります。
また、ご遺骨を安全にお預かりするためにも、事前の確認は欠かせません。
② 改葬許可申請のため
改葬許可申請では、
「何柱(なんばしら)のご先祖様を改葬するのか」
を確認する必要があります。
お客様のお話だけでは判断が難しい場合もあり、実際のお墓の状況を確認することがあります。
③ 次の納骨先で困らないようにするため
納骨先によっては、
- 「骨壺に入れてください。」
- 「洗浄・乾燥した状態でお持ちください。」
といった条件がございます。
事前に状態を確認しておくことで、納骨当日に慌てることなく準備を進めることができます。
関西では「お骨袋」で納骨されていることもあります
関西では、お骨壺だけでなく、お骨袋で納骨されているケースもございます。
また、お墓の奥に小さなお骨壺が安置されていることもございます。
そのため、
「うちは骨壺だから。」
「うちはお骨袋だから。」
と決めつけず、実際に確認することが大切です。
「50年も経っているから、お骨はない」は本当でしょうか?
墓じまいのご相談の中で、
「もう50年以上前のお墓だから、お骨は残っていないと思います。」
というお話を伺うことがあります。
しかし、実際には50年以上経過していても、ご遺骨が残っていることは珍しくありません。
特に、
- 骨壺で納骨されていた場合
- 雨水が入りにくい構造のお墓の場合
には、ご遺骨がしっかり残っていることもございます。
ご自身の判断だけで「お骨はない」と考えず、一度確認されることをおすすめいたします。
ご遺骨は次の納骨先に失礼のない状態でお持ちしましょう
お墓の中からお取り上げしたご遺骨は、
- 乾燥させる
- 土などを取り除く
- 必要に応じて洗浄する
などの準備を行ってから、次の納骨先へお持ちすることが望ましいと考えております。
水分が残っている場合には、
- カビの発生
- 虫の発生
などの原因になることもございます。
次の納骨先へ安心してご遺骨をお預けいただくためにも、事前の準備は大切です。
まとめ
たとえ古いお墓であっても基本的に
ご遺骨はあるもの
を大前提にお墓じまいを進めるようにしてください。
「うちは遺骨はない」
と考えてお墓じまいを進めるとご遺骨が出た場合
納骨先はどうする?
手続きは何が必要?
納骨費はどうする?
などかなり経済的にも精神的にも負担が増えてしまします。
そのため、「遺骨は必ずある」を前提にお墓じまいを進めるようにしてください。
お墓じまいは「墓石を撤去すること」だけではありません
墓じまいというと、墓石の撤去工事ばかりが注目されます。
しかし、本当に大切なのは、
ご先祖様のご遺骨を、次の場所へ丁寧につないでいくこと
ではないでしょうか。
お墓の中を確認することは、ご先祖様を粗末に扱うことではありません。
むしろ、次の場所へ丁寧にお送りするための、大切な準備の一つだと私たちは考えております。
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この記事を書いた人
行政書士 久保昌秀
お墓の手続き.com(行政書士久保法務事務所)主宰
墓じまい専門の行政書士として10年以上、500件以上の実務に携わってきました。
お寺様とのお話し合い、改葬許可申請、墓石撤去工事の調整、ご遺骨のお取り上げ・洗浄・乾燥、ご納骨準備・立会いまで一貫して対応しております。
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