お墓じまいをするための6つのステップ(長文です)
ステップ1 ご納骨先を決める
一番初めに行っていただきたいことは、ご納骨先を決めることです。
- 合葬墓
- 海洋散骨
- 納骨堂
- 樹木葬
- 新たなお墓の建立
等様々なご納骨先がございますが、
各御家庭のお考えやご事情でご納骨先は大きく異なります。
もちろん、ご納骨先の違いで
- ご納骨費用
- 今後のお寺様とのお付き合い
- 管理費用
- お詣りのし易さ
も異なります。
意外とご納骨先への考え方の違いから、お墓じまいを断念なさる御家庭も多いため、
まずはご納骨先を決定なさることをお勧めします。
ステップ2 ご親族様にお墓じまいのご報告
ご納骨先が決まれば、お墓に関係されるご親族様にお墓じまいのご報告が必要です。
ご親族様へのご報告時にも、必ずご納骨先についてのご了解をいただくようにしましょう。
ご親族様での中でも、ご納骨先によっては、お墓じまいに難色を示される方もおられますのでご注意が必要です。
また、ご親族様へのご報告を怠りトラブルになることもございますので、必ずご親族様からのご了解をいただきましょう。
ステップ3 墓地の管理責任者様にお墓じまいをご報告
ご家庭・ご親族様のご了解をいただいたところで、ようやく
墓地の管理責任者様にお墓じまいのご報告をします。
墓地の管理責任者様とは、
- お寺にお墓をお持ちの場合・・・ご住職様
- 地区にお墓をお持ちの場合・・・地区長等その地区の責任者様など
- 市営の墓地の場合・・・自治体の首長(役所や墓地の管理事務所で手続き可能で す。)
管理責任者様にお墓じまいのお話をなさるときには、
しっかりと
「お墓じまいをします。」
といった、ご報告をなさることをお勧めします。
「お墓じまいをしようと思っているのですが・・・」
といったご相談の形ですと、
墓地の責任者様もどのように回答してよいか分からないため
「決まったらお話しをお聞かせください。」
となりがちです。このようなご回答があった場合、
何を決めなければならないか?分からなくなり、
お墓じまいのお話そのものがとん挫してしまします。
当方のご相談者様にも
「責任者とお墓じまいの話をしたことがあったが、結局何も話が進まないので何とかしてほしい。」
とのご相談が多数ございます。
まずは、
- ステップ1 ご納骨先の決定
- ステップ2 ご親族様のご了解を得る
までをしっかりなさりその後にお墓じまいのご報告をなさってください。
ご報告時には、改葬許可(ご遺骨の移動に必要な許可)申請書もお持ちいただき、
「埋蔵証明欄へのご署名とご捺印をお願いします。」
と仰っていただければ、墓地の責任者様のお立場から、
お墓じまいにあたり、様々な条件などのお話もしていただけます。
改葬許可申請書へのご署名やご捺印をいただけたら、
墓石の撤去に関するお話に進みます。
ステップ4 墓石撤去の見積もり
皆さんが良く勘違いなさる所でございますが、
まず、墓石の撤去費用がいくらか知りたい。との思いから
墓地の管理責任者様のご了解もなく
墓石の撤去費用の見積もりを依頼されます。
墓地の管理責任者様のご了解をいただいていない場合勝手に見積もりをお願いすることは失礼に当たります。
必ず、管理責任者様にお墓じまいをすることのご了解をいただき石材店に見積もりのお願いをなさるようお願いします。
特にお寺にお墓をお持ちの場合、
お寺とお付き合いのある石材店がおられる場合が多く、
何の連絡もなく、お付き合いの無い石材店が勝手に墓地に入って見積もりをすることは基本的にできません。
これは、お寺にお墓がある場合や、地区にお墓がある場合特にお気を付けください。
お寺や、地区によって
墓石の撤去方法や、更地にするための条件が異なることがございます。
それらの条件を知らない石材店が工事を行うことは、トラブルを引き起こす素になります。
必ず、管理責任者様にお墓じまいのご了解を得られた後、お付き合いのある石材店をご紹介していただくようになされてください。
ステップ5 お性根抜き法要や墓石の撤去、ご遺骨のお取り上げ
改葬許可証も取得した。
墓石の撤去。更地化工事の金額も納得した。
ここで、お墓の最後の法要が執り行われます。
法要後、日にちを改め墓石の撤去、更地化工事を行っていただく場合と、
法要と墓石撤去、更地化工事を同日になさる場合がございますが、
石材店やお寺様のご都合により様々です。
法要の日程や石材店の工事の日程は各御家庭で調整し、
お寺様、石材店にご連絡をしていただく必要がございます。
法要などは、お寺様のご都合もございますので早めにご連絡なさることをお勧めします。
また、天候等により工事の日程が大幅に遅れることもございますので、石材店でご遺骨のお取り上げ後、各御家庭でのご遺骨のお引き取りをどうするか?なども事前に石材店と打ち合わせが必要です。
ステップ6 ご納骨
ここまでくれば、後はご納骨を残すのみです。
皆さんホッと一息つかれるところでございます。
ただ、ご納骨に際し、事前に
- お骨壺でのご納骨かお骨袋でのご納骨か
- ご遺骨の洗浄や乾燥は必要か
- ご納骨先は予約制か
- ご遺骨をお納めするスペースにお墓からお取り上げしたご遺骨の量がすべてお納めできるか、出来ない場合どのようなご納骨が出来るか
確認しておきましょう。
「うちは合葬墓に納骨なので、お骨袋だろう」
とお考えでも、お骨壺でないと受け付けません。という寺院もございます。
納骨堂にご納骨の場合、ご遺骨の洗浄乾燥は必ず必要になることもございます。
これらは、全て事前に各御家庭でご用意いただく事になりますので事前にご確認が必要です。ご納骨の時になって焦ることのないようになさってください。
如何でしょか?
かなり大雑把ではございますが、お墓じまいの手順を6つに分けてご説明しました。
もちろん、この手順とは異なることも多く
「この手順が正解です。」
といったことではございません。
ただ、必要最低限やるべきことととしてご参考にしていただければ幸いです。
- 我が家の場合はどうだろう?
- 中々、親戚と話しづらい
- 墓じまいをしたいが、お墓が遠いため時間が取れない
等々、お墓じまいについてご不安やご不明な点がございましたら、
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