自治体によって違う改葬許可申請
お墓じまいをなさるとき、多くの方は
ご遺骨のお取り上げの作業が必要です。
この場合、お墓の住所地の自治体から改葬許可をいただく必要がございます。
この改葬許可については
- 許可をもらう必要があるなんて知らなかった
- そもそもそんな許可があること自体知らなかった
- お寺様にお墓じまいの相談をした時もそんな許可を取る必要があるなんて教えてもらっていなかった
などなどの理由から許可を取らずご遺骨を次の納骨場所まで持っていきそこで初めて許可が必要と言われ納骨を断られるといったことがございます。
次のご納骨場所によっては、
「許可が必要です。」との説明のある所も多く未然にトラブルを防止されるよう努めておられますが
古くからある合祀墓のお寺様によっては事前に確認すればお教えいただけますが、
急に持っていかれる場合には受付の段階で許可が無いとの理由で断られることもございますのでご注意ください。
改葬許可申請は、決して難しいものではございませんが、自治体の対応は様々です
大別すると
- 許可申請のみで受け付けてくれる。
- 許可申請とお墓にお祀りされている方の除籍簿謄本が必要になる
- 許可申請とお墓にお祀りされている方の除籍簿謄本そしてお墓に祀られている方のご家族の戸籍謄本が必要になる
この3パターンがございます。
それ以外にも、墓地の承継者の同意書が必要になる自治体などもございます。
また、即日発効してくれる自治体や3日~2週間程度時間がかかる自治体など発効に要する時間も自治体により様々です。
いずれにしても、少し時間には余裕をもって申請していただく必要はありますが
お寺様のお話し~墓石業者との見積もりのお願い、お墓の中の確認~墓石撤去前のお性根抜きの日程の調整~改葬許可の取得~
お性根抜き、墓石の撤去の立ち合い~次のご納骨場所へのご遺骨の移動などの日程を考えればかなり
時間的には厳しくなりがちです
まして、お性根抜きなどにはご家族、ご親戚の日程も考慮する場合、ご自身のお仕事の状態なども考えながら日程を考える必要があるのでより時間的にはより厳しいものになります。
墓石の撤去などは天候によって中止になる場合もあり不測の事態に関しても対応できるように準備しておかなければなりません。
お墓じまいは一生に一度のことです
ご自身の力だけでやろうとなさることは良いことですが
それで他の方々にご迷惑をかけたり、不愉快な思いをさせては元も子もありません。
このような不慣れで、一生に一度のことだからこそ
「専門家力を借りる」
ということもお墓じまいには大切なことです。